IHGホテルグループがANAの株主向けに提供している優待特典について解説します。
ANA株主優待について
IHGホテルズ&リゾーツは世界100ヶ国以上に約6,000以上のホテルを展開する世界的なホテルチェーン。2006年12月に、ANAとIHGは業務提携をしており、共同ブランドを中心とした国内の対象IHGホテルでは、ANAの株主向けに優待特典が提供されています。
ANA株主になるには
3月末または9月末の権利付最終日に100株以上のANAの株を保有でANA株主優待の対象になります。
権利付最終日 | 株主権利を得られる最終売買日 (この日までに株を購入) |
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権利落ち日 | 株主権利を得られなくなる日 (この日に株を購入しても遅い) |
権利確定日 | 株主権利の確定日 |
「権利落ち日」に購入しても株主優待の対象にならないので注意してください。
「権利付き最終日」までに100株以上を購入すると、下記の日程で『ANAグループ優待券』が届きます。
発行基準日 | 発送日 | ANAグループ優待冊子 |
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3月31日 | 5月中旬 | ANAグループ優待券 上期 有効期限 6月11日から11月30日 |
9月30日 | 11月中旬 | ANAグループ優待券 下期 有効期限 12月1日から翌日5月31日 |
上記の発行基準日から起算して3営業日前(権利付最終日)までに100株以上のANA株を購入する必要があります。
ANA株主優待内容
ANAの株主優待にはIHGホテル利用時の優待以外にも下記の優待特典があります。
- ANA国内線ご優待搭乗券
- ANAグループ各社・提携ホテル割引
- 国内・海外ツアー商品割引
- 空港内売店で10%割引
- ゴルフプレー株主優待料金
- カレンダー(9月末時点で2基準日以上連続して100株以上の株主のみ)
本記事では『ANAグループ各社・提携ホテル割引』に限定して紹介します。
提携ホテル(IHG)の優待内容
ANAグループ優待券が届いたら、国内の優待対象ホテルにて優待券を使用することで宿泊代やホテル館内のレストラン・バーで割引を受けることができます。
宿泊代20%割引
株主優待券を使用することで国内対象IHGホテルの宿泊代がベストフレキシブル料金から20%割引。
優待券1枚につき1室何泊でも利用できます。
- ベストフレキシブル料金から20%割引
- IHGポイント積算対象
- ANAマイル積算対象
- IHG One Rewards特典併用可
- インターコンチネンタルアンバサダー特典併用可
- 残室状況により優待券での予約ができない場合がある
- 優待券の利用除外日がある
- ANAマイレージクラブやANAカードの特典割引は併用不可
レストラン・バーでの飲食10%割引
株主優待券の使用で国内対象IHGホテルでのレストラン・バー利用時に10%割引。
優待券1枚につき1回の精算時に利用できます。
- ANAマイレージクラブ等の割引とは併用不可
- 事前決済の商品・ツアーでの予約は対象外
- 旅行会社・グルメサイト等での予約は対象外
- ホテルにより割引対象外の店舗・メニューがある
- 優待券の使用時は部屋付けではなく店舗精算時に使用
株主優待 対象ホテル
インターコンチネンタル(共同ブランドホテル)
ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート |
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ANAインターコンチネンタルホテル東京 |
ストリングスホテル東京インターコンチネンタル |
ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ |
ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート |
ANAインターコンチネンタル石垣リゾート |
ANAクラウンプラザホテル(共同ブランドホテル)
ホリデイ・イン(共同ブランドホテル)
株主優待 対象外ホテル
国内のIHGホテルであってもANA株主優待の対象外になるホテルがあります。
IHG会員プログラム特典と併用可
ANA株主優待の特典は、IHGの会員プログラム『IHG One Rewards』のエリート特典と併用可能です。
IHGのポイント獲得やレイトチェックアウトなどの特典を受けられるので併用がおすすめです。
出張などでANAクラウンプラザやホリデイ・インなどをよく利用する方であれば、IHGの上位ステータスの特典も受けることができるようになります。
IHG One Rewardsの詳細は下記をご覧ください。
なお、ANA株主優待の特典と併用はできませんが、SFC(ANAスーパーフライヤーズ)会員やANAマイレージクラブ会員向けの特典も充実しているので、IHGグループ(ANAクラウンプラザ等)の利用する機会を作れる方は抑えておくことをおすすめします。