一休ダイヤモンド会員の特典・メリット

今回は旅行予約サイトで人気の一休.comと最上位ステータスであるダイヤモンド会員の特典・メリットについて解説します。

一休.comとは

一休.comはソフトバンクグループの連結子会社であるZホールディング株式会社を親会社に持つ株式会社一休が運営する高級路線のホテルや旅館を中心に取り扱う旅行予約サイトです。

ホテルや旅館以外にもレストラン、スパ、ギフトなどの予約サービスも行っており「こころに贅沢な時間」を世に増やすことをビジョンに掲げています。

厳選された高級ホテルや旅館のみを掲載しているので、安さのみを追求するでなく、なるべく上質な宿をお得に探したい方におすすめの予約サイトです。

Webサイトのデザインが非常に見やすいのも特徴です。過去に閲覧した宿泊施設をAIが学習して最適なホテルや旅館をおすすめ表示してくれる機能があり、AIの提案精度が高いのも特徴です。

AI機能やユーザー体験のこだわりについて代表取締役である榊 淳氏が取材で語っている動画もあります。一休.com運営の裏側や経営に興味がある方はこちらの動画もぜひご覧ください。

一休.comのメリット

まずは一休.comのメリットを紹介します。

見やすいサイトデザイン

一休.comはサイトデザインがとても見やすいのが特徴です。

『綺麗な写真』『ホテル名』『値段』など必要な情報のみをシンプルに表示してくれます。

さらに『ホテル・旅館』『朝食付き・夕朝食付き』などをチェックするだけで条件を絞って検索できるので、機能面も直感的で使いやすいのが特徴です。

トップページは『◯◯地方×いま売れているホテル』など閲覧履歴に基づいた提案中心のデザインになっています。

温泉宿を探していると『◯◯地域×露天風呂が人気の宿』のようにユーザーの好みや目的にあったホテルや旅館をAIが厳選してまとめてくれます。

宿が決まっておらず良い宿がないか探している時には重宝します。

ポイント即時利用

一休.comでは予約時に付与されるポイントを即時利用できます。

楽天トラベルなどでも予約時に楽天ポイントが付与されますが、獲得したポイントは次回予約の時しか利用できません。頻繁に予約するなら良いですが、次にいつ旅行するか分からない方なら、ポイントは貯めるより、すぐに使える方がいいでしょう。

一休.comでは予約時のポイント還元分をその場で割引に使えるので、有効期限を気にせずにポイントを使い切ることができます。もちろん即時利用せず次回の為に貯めておくこともできます。

ポイント即時還元	一休.com
ポイントを貯める（次回利用）	一休.com・楽天トラベル・じゃらん等

タイムセール

一休.comでは宿泊プランに定期的にタイムセールが実施されます。

上記の場合、タイムセールによって28%もポイント還元されます。

一休のポイントは即時還元を選べるので28%OFFで予約することができます。

ポイントを今すぐに使えるのがメリットです。

会員ステージ特典

一休.comには独自の会員ステージ特典があります。

ステージ判定の算出期間中（6ヶ月）の利用額に応じて4段階のステージが適用されます。

詳細を次の章で解説します。

一休.comの会員ステージ

一休.comの会員ステージは6ヶ月間の利用金額に応じて会員ステージが適用されます。

一休会員ステージ

各ステージの達成条件となる利用金額は次のとおり。

一休会員ステージ	6ヶ月間の利用金額	宿泊時ポイント還元
レギュラー	5万円未満	2.0%
ゴールド	5万円以上	3.0%
プラチナ	10万円以上	4.0%
ダイヤモンド	30万円以上	5.0%

レギュラー会員は入会と同時になれるので、2%還元は誰でも受けることができます。

ステージアップ算出期間

会員ステージアップの算出期間は『4月〜9月』と『10月〜3月』です。

たとえば『4月〜9月』の間で、5月にプラチナ基準（10万円）を達成した場合、翌月7日からステージアップし、翌年4月6日の間までプラチナステージが維持されます。

10月1日からは次の算定期間が始まります。

つまり『10月〜3月』までの間にプラチナ基準である10万円を達成すれば翌年の『4月〜9月』も引き続きプラチナステージ、逆に『10月〜3月』の間に10万円を達成できなければ、4月7日以降は1ランク下（ゴールド）に下がってしまいます。

ステージ特典

各ステージごとのポイント還元率や特典内容は次のようになっています。

会員ステージ	レギュラー	ゴールド	プラチナ	ダイヤモンド
条件	誰でも	5万円以上	10万円以上	30万円以上
宿泊	カード決済 2.0% 現地決済 1.0%	カード決済 3.0% 現地決済 1.5%	カード決済 4.0% 現地決済 2.0%	カード決済 5.0% 現地決済 2.5%
レストラン	コース予約 1.0%	コース予約 1.5%	コース予約 2.0%	コース予約 2.5%
スパ	カード決済 1.0% 現地決済 1.0%	カード決済 1.0% 現地決済 1.0%	カード決済 2.0% 現地決済 2.0%	カード決済 2.5% 現地決済 2.5%
ギフト	カード 1.0% 現金振込 1.0%	カード 1.5% 現金振込 1.5%	カード 2.0% 現金振込 2.0%	カード 2.5% 現金振込 2.5%
海外宿泊	現地決済 5.0%	現地決済 5.0%	現地決済 5.0%	現地決済 5.0%
プライベートセール	–	◯	◯	◯
ダイヤモンド会員限定特典	–	–	–	◯

レギュラー会員は一休で入会した時点で誰でもなれます。
カード決済でいつでも2%OFFなのでお得です。

ポイント還元はハードルがそこまで高くないプラチナ会員で4%、ダイヤモンド会員なら5%も受けられます。一休.comのポイントは即時還元が可能なので最大5%の割引をいつでも受けることができます。

実質割引であるポイント還元の高さもメリットの1つです。
半年間で5万円で3%還元、10万円で4%還元になるならゴールドやプラチナでも十分では？と思うかもしれません。

たしかに金銭面だけで言えばゴールドやプラチナでも十分かもしれませんが、最上級のダイヤモンド会員には直接値引き以外にも様々なメリットがあります。

次の章で解説します。

一休ダイヤモンド特典の内容

一休ダイヤモンド会員は下記の算出期間中に一休で30万円以上の利用をすることでなれます。

ダイヤモンドステージ算出期間	利用金額
4月〜9月（9月30日まで）	30万円
10月〜3月（3月31日まで）	30万円

一休ダイヤモンド会員限定特典は全てのホテル・旅館ではなく厳選されたホテルのみとなっています。

各エリアごとにダイヤモンド特典対象ホテルが公開されているので確認してみましょう。

上記は一例ですが、東京（赤坂・六本木・麻布）のホテルです。

ダイヤモンドステージの時に『ダイヤモンド会員限定特典』をタップすると特典内容を見ることができます。

特典内容はダイヤモンド会員にしか公開されていないので内容は控えますが、ホテルのステータス会員並の特典を受けることができます。

ダイヤモンド特典対象ホテルの特典を一部抜粋しましたので、特典内容が気になる方は参考にしてください。

マリオットエリート特典との比較

高級ホテルが好きな方であればMarriottBonvoyのエリート特典と一休ダイヤモンド特典、どちらが良いか気になる方もいると思います。

MarriottBonvoy加盟ホテルのうちプレミアムクラスとラグジュアリークラスのホテルはだいたい一休ダイヤモンド特典の対象ホテルに含まれています。特典内容を一通り見てみましたが、内容的にはゴールドエリート相当という印象です。

マリオットグループのホテルに年間50泊以上する方や、MarriottBonvoyアメックスで年間400万円以上を利用するなどしてプラチナエリート以上になれる方であれば、公式のエリート特典の方が断然良いです。

逆にプラチナ以上を目指す予定がない方、MarriottBonvoyアメックスの解約を検討している方、マリオットグループにこだわらない方は、一休.comで予約するのも選択肢の1つとしてアリかと思います。

余談ですが、2023年7月より国内のMarriottBonvoy加盟ホテルは楽天トラベル経由の予約でもBonvoyポイント、宿泊実績、エリート特典が利用できるようになりました。もしマリオットグループへの宿泊やポイントを重視するのであれば、一休.comより楽天トラベルを選んだ方が良いと思います。

まとめ

一休.comは見やすいサイトデザインと獲得したポイントを即時還元で値引きに使用できるのが大きなメリットです。

6ヶ月間で5万円を利用すればゴールド会員（3%還元）になれるので出張等でしか利用しない方でも恩恵を受けることができます。少し良い宿を取ったり、家族旅行などすればプラチナ会員（4%還元）までは達成しやすいと思います。

タイムセールなどを活用すればポイント還元率が15%〜30%以上になることもありますし、それも即時還元で実質割引として使えるので、お得に泊まりたい方にもおすすめです。

もし30万円以上の利用が可能であれば一休ダイヤモンド特典の恩恵も受けられます。

特典内容はホテルにより異なりますが、レイトチェックアウトやアーリーチェックインは付いているところが多いなという印象です。ホテル公式のステータスほど優遇はされませんが、特定のホテルチェーンに縛られず、様々なホテルや旅館などに泊まりたい方には選択肢の幅が広がるので良いと思います。