今回は旅行や仕事などで移動する際に役立つ、タクシー配車アプリGOの使い方を紹介します。
タクシーを利用する時、次のような悩みがあると思います。
- 「流しのタクシーを捕まえるのに時間がかかる」
- 「目的地を伝えるのに苦労する」
- 「運賃がいくらになるか分からない」
- 「支払いが面倒(クレジットカードが使えない等)」
このような悩みは、タクシー配車アプリGOを使用することで解決できます。
- その場にタクシーを呼べる
- 目的地はアプリで入力すればOK
- 事前確定運賃または概算運賃がわかる
- アプリに設定したクレジットカードで自動精算
タクシー配車アプリGOとは
運営会社
タクシーが呼べるアプリ「GO」は、GO株式会社が運営する国産のタクシー配車アプリです。
運営会社 | GO株式会社 |
公式サイト | タクシーが呼べるアプリGO |
支払方法 | 車内決済 GO PAY(クレジッドカード・d払い) |
対応OS | iOS / Android |
対応エリア
タクシー配車アプリ「GO」の対応エリアは次のとおり。
北海道 | 北海道 | ||||||
北海道・東北 | 青森 | 岩手 | 宮城 | 秋田 | 山形 | 福島 | |
関東 | 茨城 | 栃木 | 群馬 | 埼玉 | 千葉 | 東京 | 神奈川 |
信越・北陸 | 新潟 | 富山 | 石川 | 福井 | 長野 | 山梨✗ | |
東海 | 岐阜 | 静岡 | 愛知 | 三重 | |||
近畿 | 滋賀 | 京都 | 大阪 | 兵庫 | 奈良 | 和歌山 | |
中国 | 岡山 | 広島 | 山口 | 鳥取✗ | 島根✗ | ||
四国 | 徳島 | 香川 | 愛媛 | 高知 | |||
九州 | 福岡 | 佐賀 | 長崎 | 熊本 | 長崎 | 鹿児島 | 大分✗ |
沖縄 | 沖縄✗ |
国内のほぼ全てのエリアをカバーしていますが、対応エリアでも市町村レベルでは対象外となる場所もあります。詳細は公式サイトをご確認ください。
GOの支払方法
支払い方法は「車内決済」と「GO Pay」の2種類から選択できます。
車内決済
従来の運転手さんと直接やり取りをして支払う方式です。
支払方法は乗車したタクシーによって異なり「現金のみ」「クレジットカードやPay払い不可」のタクシーに当たる可能性もあります。
アプリの強みを活かしてスムーズに支払いをしたい場合は「GO Pay」を推奨します。
GO PAY
「GO PAY」は事前にアプリに設定しておいた決済方法で支払う方法です。
クレジットカードまたはd払いから選択します。目的地に到着して運賃が確定したら事前に設定しておいた決済方法で自動精算となります。
領収書もアプリ内で管理・発行できるので、手渡しで受け取る必要もなく、紛失の心配もありません。
支払い方法の設定はメニュー画面の「支払い方法」から設定します。
- Visa
- MasterCard
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
- d払い
GOの料金体系
GOのタクシー料金は、通常運賃(メーター運賃または事前確定運賃)+ 迎車料金によって決まります。
また地域によっては「アプリ手配料」も別途必要になる場合があります。
まずは配車時に「メーター運賃」か「事前確定運賃」かを選択します。
メーター運賃とは
「メーター運賃」は一般的なタクシーの運賃でイメージする「走行時間」や「距離」で運賃を計算する方式で、降車時に運賃が確定します。
事故や渋滞がなくスムーズに行けば運賃が安くなる。
事故や渋滞などに巻き込まれるとメーター運賃が高くなっていく。
事前確定運賃とは
「事前確定運賃」は「乗車地」から「行き先」までの走行予定ルートの距離から事前確定運賃を算出して、タクシー運賃を最初に確定させます。
運賃は固定なので、渋滞等に巻き込まれてもメーターを気にしなくて良い。
渋滞等がなくスムーズに進めばメーター運賃の方が安くなる場合がある。
迎車料金について
迎車料金はアプリでタクシー配車する場合にタクシー運賃とは別に発生します。
※無料のタクシー会社もあります。
迎車料金は「固定料金制」「ストップ制」の2タイプあり、どちらが採用されているかはタクシー会社によって異なります。
固定料金制
タクシー運賃に「迎車料金」として事前に決められた固定料金を上乗せします。
ストップ制
「ストップ制」の場合は、固定の迎車料金が不要な代わりに、配車確定後の迎車中から料金メーターが回り始めます。料金が高くなるイメージですが、迎車中の距離や運賃は「初乗り」に含まれるので、近距離であれば安くなる場合もあります。
アプリ手配料
東京23区・武蔵野市・三鷹市など一部エリアのタクシー会社で必要になる場合があります。
最新の対象エリアおよびタクシー会社は公式サイトでご確認ください。
GOの登録手順
アプリを起動したら「はじめてGOを利用」をタップします。
電話番号を入力して「認証コードを送信する」をタップします。
SMSに届いた4桁の認証コードを入力して次へ進みます。
ユーザー情報の入力画面では「ひらがな氏名」「性別」「生年月日」を入力します。
「氏名」や「性別」はタクシー乗車時の本人確認などに使われます。
次にアプリで支払いを完結させる為に「GO Pay」に登録します。
支払い方法は「クレジットカード」と「d払い」から選べますが、まずはクレジットカードで登録します。
これで登録完了です。
登録が完了すると運賃の支払いに充てられる「初回限定500円クーポン」を取得できます。
※クーポンを利用するにはGO Pay決済を選択する必要があります。
GOでマイルやポイントを貯める
タクシー配車アプリGOでは他社のマイルやポイントも同時に貯めることができます。
ANA・JALマイルが貯まる
GOアプリに、ANAまたはJALのマイレージ番号を登録して、GO Payでタクシー運賃を支払うことでマイルも貯めることができます。
獲得マイルは走行距離1mile相当(決済金額 約640円)につき1マイル。
マイル付与のタイミングは決済完了後の1〜2ヶ月後。
ANAやJALのマイレージ番号を持っている方はとりあえず登録しておきましょう。
マイレージ番号の登録手順
アプリ右下のメニューから「アカウント情報」を開きます。
「航空マイル登録」の編集をタップすると、ANA・JALどちらかのマイレージ番号を選択する画面が表示されます。
GOの利用に応じて貯めたいマイルをどちらか選びます。
※同時に設定できる航空会社は1社のみ
d払いでdポイントが貯まる
GO Payで支払う際に「d払い」を選択すると、dポイント(期間限定)も同時に貯めることができます。
dアカウントの連携手順
アカウント情報のdアカウントをタップして連携することができます。
GOでタクシーを呼ぶ手順
実際にタクシーを呼んで乗車から降車までの流れを解説していきます。
配車から降車までの様子をYouTubeでも公開しているので動画で見たい方は下記からご覧ください。
まずはGOアプリを起動します。
①「乗車地」= 呼ぶ場所を指定
②「行き先」= 降りる場所を事前に指定
乗車地・行き先の設定方法は次の2通り。
①場所・建物名・住所をテキスト入力で指定
②マップ上でピンを立てて指定
乗車地と行き先の指定が完了したら「次へすすむ」をタップします。
初期設定では、なるべく近いタクシーが自動で割り当てられますが、呼ぶ前であれば「タクシー会社」「運賃」「車両タイプ」などの条件を指定してタクシーを呼ぶことができます。
条件の指定方法を解説します。
すぐに呼ぶ場合は「6番」までスキップしてください。
タクシーの料金が表示されている場所をタップします。
料金詳細の画面が表示されたら「運賃の計算方法」の「変更」をタップします。
「メーター運賃」と「事前確定運賃」の2つから選択できます。
①メーター運賃とは
「走行時間」や「距離」で運賃を計算する方式。
降車時の最終的な運賃が確定する。
事故や渋滞がなくスムーズに行けば運賃が安くなる。
事故や渋滞などに巻き込まれるとメーター運賃が高くなっていく。
②事前確定運賃とは
「乗車地」から「行き先」までの走行予定ルートの距離から事前運賃を計算する方式。
乗車前に運賃が事前に確定する。
運賃は固定なので、渋滞等に巻き込まれてもメーターを気にしなくて良い。
渋滞等がなくスムーズに進めばメーター運賃の方が安くなる場合がある。
どちらにするか迷うかもしれませんが、渋滞などが予想されるなら「事前確定運賃」、スムーズに走行できそうなら「メーター運賃」の方がお得になる可能性が高そうです。
※交通状況等によって変動するのであくまで目安とお考えください。
「条件を確認・変更」をタップするとタクシーの車両タイプを選択することができます。
- すべてのタクシー(デフォルト)
- スライドドア車両
- 車いす車両
初期設定では「すべてのタクシー会社」が選択されていますが、下部のタクシー会社一覧から会社を指定して配車することができます。
各タクシー会社の「迎車料金」が記載されています。
料金にこだわる場合は確認しておきましょう。
アプリで配車する場合、
運賃(メーター運賃・事前確定運賃)とは別に「迎車料金」が発生する場合があります。
迎車料金は各タクシー会社の項目に表記されています。
■ 固定料金制
迎車料金として事前に決められた固定料金を上乗せします。
■ ストップ制
固定の迎車料金が不要な代わりに、配車確定後の迎車中から料金メーターが回り始めます。
料金が高くなるイメージですが、迎車中の距離や運賃は「初乗り」に含まれるので、近距離であれば安くなる場合もあります。
■ アプリ手配料
東京23区・武蔵野市・三鷹市など一部エリアのタクシー会社で必要になる。
最新の対象エリアおよびタクシー会社は公式サイトでご確認ください。
支払い方法を選択する場合はタクシーを呼ぶ前に設定します。
上記をタップすると支払い設定の画面になります。
「車内決済」と「GO Pay」の2つから選択できます。
①車内決済とは
従来型の運転手さんと直接やり取りをして支払う方式です。
支払方法は乗車したタクシーにより異なるので「現金のみ」「クレジットカードやPay払い不可」のタクシーに当たる可能性もあります。
運転手の方に紙で発行してもらう。
スムーズに利用したい場合「GO Pay」を推奨します。
② GO Payとは
事前にアプリに設定してある決済方法で支払う方法です。
クレジットカードまたはd払いから選択します。
事前設定した決済方法で自動精算なので到着後スムーズに降車できます。
領収書もアプリ内で管理発行できるので紛失の心配もありません。
GOアプリ内でデジタル発行。
クーポンを登録する場合は選択します。
既にアプリに登録済みのクーポンはここで選択します。
右上の「登録」からクーポンコードを入力して登録することも可能です。
※クーポンはGO Pay決済時のみ利用できます。
タクシーを呼ぶ前にクーポンが適用されているか確認しましょう。
全ての設定が完了したら「タクシーを呼ぶ」をタップします。
「タクシーを呼ぶ」をタップすると、指定した条件で手配が開始されます。
配車依頼実行後3分以内は無料でキャンセルできます。
3分以降はキャンセル料が発生するので注意しましょう。
アプリのマップ上に手配されたタクシーと到着予定の時間が表示されます。また運転手さんに周囲の建物やご自身の服装など目印を伝えるなどメッセージを送ることも可能です。
到着直前になると配車されたタクシーの「ナンバープレート」や「車両の形・色」などが表示されるので見つけやすいです。
搭乗後は本人確認の為に名前を伝えましょう。
※アカウント情報で登録した名前
目的地は既に伝わっているのでGO Pay決済にしておけば到着まで何もすることはありません。
ちなみにGOに対応したタクシーであれば、流しのタクシーに乗車した場合でも後部座席タブレットに表示されるQRコードをアプリで読み込めばGO Payで決済することが可能です。
到着したら料金が自動精算されます。
■ GO Pay決済の場合
支払い作業なしで降りるだけです。
■ 車内決済の場合
支払い作業をします。
可能な決済手段は乗車したタクシーにより異なります。
領収書はメニューボタンの「利用履歴・領収書発行」から確認できます。
該当する乗車の履歴詳細を開いて「領収書を発行する」をタップします。
「メールアドレス」と「宛名」を入力して送信します。
その後、アドレス宛に領収書のPDFが添付されたメールが届きます。
まとめ
今回はタクシー配車アプリGOの基本情報と使い方をご紹介しました。
タクシー配車アプリGOは次のような方に非常にオススメです。
- アプリでタクシーを呼びたい
- 支払い方法で悩みたくない
- 目的地を苦労せず伝えたい
- 領収書を一括で管理したい
- 飛行機のマイルも同時に貯めたい
- 配車から決済までアプリで完結させたい
タクシーに慣れていない方にとっては「タクシーを捕まえるのが苦手」「目的地を伝えるのが苦手」「乗った後にカードが使えなかったらどうしよう」と不安に感じる方も多いと思います。しかし、タクシー配車アプリGOがあれば、配車・目的地の指定・運賃の支払いまでアプリ1つでスムーズに行うことができます。操作方法も非常に直感的でITに苦手な方でもすぐ慣れて使うことができます。
またANAやJALのマイルを貯めている方はマイレージ番号を登録しておけば、タクシーに乗る度にクレジットカードのポイントとは別にマイルも貯めることができるのでとてもお得です。
初回500円クーポンもあるので、この記事やYouTube動画を参考に、まずは近所の身近な場所でお試しで使ってみましょう。GOの便利さにハマっていくと思います。