ニューヨークを代表する観光名所『自由の女神像』とリバティ島の行き方について紹介します。
自由の女神像とは
自由の女神像は、ニューヨークのマンハッタン南端から2kmほど離れた沖合のリバティ島にある銅像。
アメリカ合衆国の独立100周年(1876年)を記念して、独立を支援したフランス人の募金により贈呈され、1886年に完成した。銅像の足元は奴隷制度と専制政治の象徴である鎖や足かせを踏み付けており、自由になった証を表現している。世界遺産にも登録されており、アメリカの自由と民主主義の象徴である。
当時の時代背景として、奴隷解放宣言(1863年)や南北戦争の終結(1865年)などがあり、さらに1870年の初頭から第二次産業革命が始まり、北部を中心に商工業が発達し多くの労働力が求められるようになった。
アメリカは労働力の確保のために積極的に移民を受け入れました。ヨーロッパから大西洋を渡ってきた移民たちがニューヨークに入港する際、船からこの像を眺めて「新天地への夢と希望に胸を膨らませた」とされています。
『自由の女神像』見学の際は、フェリーで海から島に接近して上陸します。新天地を求めてアメリカを目指した当時の移民たちが、どのような気持ちで船から自由の女神を眺めていたのか、思いを馳せながら楽しんで欲しい。
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アクセス
施設 | Statue of Liberty(自由の女神像) |
住所 | Liberty Island, NewYork, NY(自由の女神像) Battery Park, NewYork, NY(バッテリーパーク)※乗船場所 |
最寄り駅 | ・Bowling Green駅(乗り場に近い) ・South Ferry駅 ・Whitehall Street駅 ※バッテリーパークから乗船する場合 |
営業時間 | 9:00 – 15:00 ※バッテリーパーク最終乗船時間 ※営業時間は公式HPで要確認 |
HP | 公式HP |
フェリー乗り場
自由の女神像は、マンハッタン本島の南端から2キロ先のリバティ島(Liberty Island)にあるので、近くで見る場合はフェリーに乗って上陸する必要があります。
バッテリーパーク(ニューヨーク側)から乗る方法と、リバティ州公園(ニュージャージー側)から乗る方法の2つがありますが、観光客の多くはニューヨーク側から乗る方が大半だと思うので、この記事ではバッテリーパークから乗る前提で解説します。
バッテリーパーク
【バッテリーパークから出発した場合】
バッテリーパーク → リバティ島 → エリス島 → バッテリーパーク の順番でフェリーを移動します。
乗船時間はバッテリーパークの出発時以外は特に指定はありません。
乗り場 | バッテリーパーク(ニューヨーク側) |
住所 | Battery Park, NewYork City, NY |
最寄り駅 | ・Bowling Green駅 ・South Ferry駅 ・Whitehall Street駅 |
地図 | GoogleMapで見る |
リバティ州公園
【リバティー州立公園から出発した場合】
リバティー州立公園 → エリス島 → リバティ島 → リバティー州立公園 の順番でフェリーを移動します。
乗船時間はリバティー州立公園の出発時以外は特に指定はありません。
乗り場 | リバティー州立公園(ニュージャージー側) |
住所 | 1 Audrey Zapp Dr, Jersey City, NJ |
最寄り駅 | ・Liberty State Park駅 |
地図 | GoogleMapで見る |
チケットの購入方法
リバティ島への入場チケットは当日購入も可能ですが、人気の観光スポットのため、当日だと売切で購入できない場合があります。必ず行きたい場合は事前のオンライン予約をおすすめします。
公式サイト
公式サイトでチケットを事前予約できます。
チケットには複数の種類があり、自由の女神像があるリバティ島に上陸するだけなら General Admission(一般チケット)で十分です。
自由の女神の台座にも登りたいなら Pedestal Reserve(台座チケット)、王冠まで登りたい場合は Crown Reserve(王冠チケット)を購入します。
リバティ島とエリス島への入場はすべてのチケットに含まれています。
フェリーチケット | 入場範囲 |
---|---|
General Admission | リバティ島とエリス島への入場 |
Pedestal Reserve | 自由の女神の台座への入場券付き |
Crown Reserve | 自由の女神の王冠への入場券付き |
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自由の女神像(リバティ島)の行き方
バッテリーパーク
ニューヨーク側から乗船する場合は、バッテリーパークへ行きます。当日券やバウチャーと交換する場合は左上の建物にあるチケットオフィスで入場券と交換しましょう。
GO CITYニューヨークシティパスで入場する場合は、アプリと予約メールを見せたら入場できます。
バッテリーパーク周辺には、悪質な勧誘をしている方がいます。
一見スタッフのような格好をしており「チケットを見せなさい」「ここでチケットを買いなさい」などと声をかけてきて、チケットを事前購入していない観光客に偽のチケットを販売したりしています。
公式以外のチケットではリバティ島に上陸できません。
トラブルに巻き込まれない為に、公式サイトやGO CITYなどで事前予約をし、チケットオフィスや下記の乗船場の入口でチケットやバウチャーを提示して、正しいルートで入場してください。
フェリー乗り場の入口です。
こちらが正規のチケット料金です(価格は時期により変動する可能性あり)
フェリーの乗船と現地で借りれるオーディオガイド(日本語対応)が料金に含まれています。
フェリー乗り場に向かうレーンです。
いつも混んでいるイメージですが、この日は運が良いのか空いていました。
奥に進むと海が見えてきます。
乗船前にセキュリティ検査を受けます。
フェリーに乗船
セキュリティ検査を通過すると、いよいよフェリーに乗船です。
こちらの3階建てフェリーでリバティ島に向かいます。
席の配置などは船体ごとに若干異なります。
こちらはフェリーの1階です。
中央に売店があり、奥にはトイレもありました。
屋内なので雨天時や寒い日はこちらが良いかもしれません。
こちらはフェリーの2階です。
1階よりは見晴らしが良さそうです。
こちらも屋内なので、天候が悪い時はこちらでも良さそうです。
3階は屋根がないルーフトップになっています。
周囲を360度眺められるので、悪天候でなければ3階がおすすめです。
※船によっては2階がルーフトップの場合もあります。
屋上フロアは人気なので座席や柵エリアはすぐに埋まってしまいます。
もし3階フロアで写真などを撮りたい場合は、早めに3階の場所を抑えましょう。
フェリーからの眺め
いよいよ出発です。
ニューヨークのビル群が広がっていく様が圧巻です。
沖合まで出ると、このような「ニューヨークのビル群」を見渡すことができます。
しばらくすると、観光客の視線はマンハッタン側からリバティ島側へ。
「自由の女神像」が見えてきました。
写真だと少し小さく見えますが、実物は想像よりかなり大きいです。
フェリーは女神像の前をグルっと回って船着き場に着きます。
リバティ島に上陸
リバティ島の船着き場です。
自由の女神像を見に行く場合はここで降ります。
帰りもここに戻って来て、フェリーに乗ればOKです。
このあと船はエリス島に向かいます。
エリス島を経由してバッテリーパークに戻ります。
時間配分に気をつけてください。
リバティ島に入場します。
リバティ島の全体マップです。
自由の女神像は船着き場を出て右側の沿岸部を歩いて行きます。
リバティ島内には食事処もあります。
徐々に木の向こうから「自由の女神像」が見えてきました。
自由の女神像
正面側に回ると台座を含めた「自由の女神像」の全体が見えます。
ブロンズ製なので元々は茶色だったが、潮風や酸性雨によって現在の緑色になったとのこと。
右手には移民たちの自由と希望を表すシンボルのたいまつを掲げています。
王冠の7つの角は、7つの大陸と7つの海を表している。王冠部分への入場は「Crown Reserve」のチケットが必要ですが、昔の設計で中は狭く人数制限があるのでチケットはすぐ売り切れます。王冠部分に登りたい場合は、早めに予約をしておきましょう。
手元にはアメリカの独立記念日『1776年7月4日』と刻印された独立宣言書を持っています。
ローマ数字で『JULY IV MDXXLXXVI』と刻まれています。
広場
リバティ島の中心部は広場になっています。
ここからもマンハッタンのビル群を背景に記念撮影ができます。
2019年にオープンした自由の女神博物館と展望台。
階段を登ると上からは自由の女神を背後から見ることができます。
ルーフトップの展望デッキにはマンハッタンのビル群を背景に撮影できるスポット。
下の広場よりも高い位置から鮮明に撮影することができる。
自由の女神博物館
2019年にオープンした「自由の女神博物館」はチケットに含まれているので自由に入れます。
以前のミュージアムは女神像の内部にあったが、911テロ事件以来はセキュリティチェックの関係で入場制限があり、リバティ島を訪れた全員が見ることができなかった。
新たにオープンしたミュージアムでは島に訪れた人すべてが入場できるようになっている。
ミュージアム内には「自由の女神」の歴史に関する10分程度の映像を見れるシアターなどもあります。
フランスの彫刻家 Frédéric Bartholdi(フレデリック・バルトルディ)
「自由の女神像」建設プロジェクトの指揮をとった立役者です。
インスピレーションギャリーでは、隣のブースで写真を撮影すると、それが正面の大型スクリーンに映し出され、1枚1枚が集まって自由の女神像になるというビジュアルアートを見ることができます。
ミュージアム内には清潔なトイレもあります。
帰りのフェリー
一通り見学が終わったらフェリーの船着き場に戻ります。
エリス島に行く場合も、バッテリーパークに戻る場合も、同じ場所に来るフェリーに乗ります。
自由の女神に別れを告げて、リバティ島を後にします。
リバティ島を出発した船はエリス島に向かいます。
エリス島で「移民博物館」を訪れる場合はここで降ります。
リバティ島で「自由の女神像」や「博物館」をゆっくり見た後にエリス島も訪れる場合は、時間に余裕をもって訪れることをおすすめします。
そのまま降りずに乗っていると「バッテリーパーク」に戻ります。
リバティ島 → エリス島を経由してバッテリーパークに戻ってきました。
まとめ
自由の女神像はアメリカの独立100周年を記念してフランスより贈呈された銅像です。
『自由と民主主義』の象徴であり、ニューヨークだけでなく、アメリカ合衆国のシンボルとして130年以上たった今もなお愛され続けています。
自由の女神像はとても人気なので、リバティ島に上陸するためのチケットは直近や当日だと売り切れしまうこともあります。マンハッタンから眺めることもできますが、どうしても小さくなってしまいます。
初めてニューヨークを訪れるなら、一度は近くで見てその雄大さを感じてみてください。
せっかく訪れても売り切れでフェリーに乗れないといった事がないよう、公式サイトやGO CITYなどのフリーパスで事前に予約しておくことをおすすめします。
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