ニューヨークの老舗ステーキハウス『ウルフギャング ステーキハウス タイムズスクエア店』について紹介します。
ウルフギャング ステーキハウスとは
『ウルフギャング ステーキハウス』は、ニューヨークの老舗ステーキハウス「ピーター・ルーガー」で40年以上ヘッドウェイターを務めたウルフギャング・ズウィナー氏が2004年に独立し、パークアベニューに1号店をオープンしたのがはじまり。
米国農務省が最上級品質のプライムグレードに格付けした肉のみを使用し、冷凍せずに店内の専用熟成庫で28日間熟成。赤身肉を厚切りにして900℃のオーブンでお皿ごと焼き上げ、テーブルにサーブされるのが特徴です。
こだわりのステーキは多くの方に支持され、ニューヨークをはじめ、ワイキキ、シンガポール、東京、北京など世界中に展開する有名店となっています。
ニューヨークにも「タイムズスクエア店」「トライベッカ店」「パークアベニュー店」「ミッドタウン・イースト店」「ブロードウェイ店」の5店舗(2023年時点)を展開しており、今回は観光客の利用が多く、立地も良い「タイムズスクエア店」を訪問します。
ドレスコードはスマートカジュアルとなっており、そこまで厳しくない印象ですが、襟付きの服やジャケットなどがあった方が気後れしなくて済むと思います。
ニューヨークに来て必ず食べるものといえば「ステーキ」だと思います。小泉元首相や安倍元首相も訪れたことがある老舗のステーキハウス、発祥の地であるニューヨークでぜひ食べてみてください。
アクセス
店舗 | NewYork Wolfgang’s Steakhouse TimesSquare |
住所 | Times Building, 250 W 41st St, New York, NY |
最寄り駅 | Time Sq-42 St駅 |
営業時間 | 12:00- 21:30 ※金土は22:15まで |
ドレスコード | スマートカジュアル |
HP | 公式HP |
予約方法
公式サイトの『Book a Table』→ Locationで『Times Square – NYC』を選択。
予約日・時間・人数を入れて『Book a Table』ボタンを押して予約画面に入ります。
OpenTableという予約プラットフォームの画面に切り替わるので、そちらで予約を行います。
アプリを入れておくと管理が楽になります。
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お店レポート
タイムズスクエア店
タイムズスクエア店は、名前のとおりタイムズスクエアの中心部から徒歩5〜10分の場所にある。ちなみにこのビルはニューヨーク・タイムズ社のビルでもある。
GoogleMapで場所を確認
お店の入口には「WOLFGANG’S」の名前が掲げられています。
扉を開けて中に入ります。
16時頃に訪れたらまさかの貸し切り状態でした。
タイムズスクエア店は12:00から15:45まではランチタイムで、15:45以降からディナメニューになります。
奥の庭側の席に案内してもらいました。
ちなみにですが、17時頃から徐々にお客さんは増えてきました。
基本的には予約を推奨します。
オーダー
こちらがウルフギャングのメニューになります。
ステーキとは別に前菜やサイドメニューの注文ができます。
ステーキの量はかなり多いので、日本のレストランと同じ感覚でサイドメニューを注文すると食べきれない可能性があるので注意してください。
前菜・メイン・デザートという流れになります。注文したメニューとは別にパンも別途サーブされるので、基本的には1品程度で良いと思います。
初めて訪れる方なら、定番の「ポーターハウスステーキ(Porter House for Two or More)」を頼みましょう。フィレとサーロインの2種類のお肉が楽しめます。約900g弱あり2名でシェアする前提となっています。
プライスは69.95米ドルとなっていますがこれは(PER PERSON = 1人あたり)の料金です。2名でシェアする場合は139.9米ドルになるので注意してください(価格は時期によって異なる場合があります)
焼き加減を聞かれるので事前に決めておくとスムーズです。今回はミディアムレアにしました。
前菜・パン
注文してからしばらくするとパンがサーブされます。
パンとサイドメニューでお腹が膨れてしまわないように気をつけましょう。
サラダも注文しておきました。
お皿が大きいので写真で見るより量があります。
こちらが本日のスープ。
味はあっさり目の野菜スープでした。
テーブルに反対にした小皿が置かれます。
これはステーキがサーブされた際にお皿を傾けて置くため。傾けることで肉汁のソースが下に集まるので、ウエイターの方がカットされたステーキにたっぷり付けて、各お皿にサーブしてくれます。
ポーターハウスステーキ
いよいよステーキが登場。
900℃のオーブンでお皿ごと焼き上げた熱々の状態でサーブされます。
お皿の上の肉汁ソースがグツグツと沸騰しています。
スタッフの方がフィレとサーロインの希望を聞いて取り分けてくれます。
タイムズスクエア店は観光客が多いので、気が利くウエイターの方だと「カメラの準備は良い?」と聞いてくれたりしますが、これは担当スタッフ次第なので、綺麗に並べられた状態の写真を撮りたい場合はサーブされた時にすぐ撮っておきましょう。
最初のとりわけが終わるとスプーンを置いて、あとは自由に取れるようになります。
表面はカリっと焼き上がり、中は柔らかく肉汁があふれる仕上がりとなっています。
かなりボリュームがありますが、日本の良いお肉のように胃もたれしてくる感じではないので、前菜を控えめにしておけば食べ切れると思います。
※量が多いか丁度良いかは個人差があるので参考程度にしてください。
ソースも美味しいですが、テーブルにあるペッパーをかけて食べるのが個人的におすすめです。
デザート
ステーキを食べ終わるとデザートのメニューが出てきます。
あっさりした物を食べたいと思ってヴァニラ・アイスクリームを頼みました。
しかし、ここはアメリカンサイズ。思ってたより2.5倍くらい大きくて食べ切るのが少し大変でした。シェアで丁度良いと思います。
こちらはチーズケーキ。しっとり濃厚な味でとても美味しかったです。
年々サイズが小さくなっていく日本のケーキと違い結構大きいです。隣のクリームはさすがに食べきるのは無理でしたが、意外とあっさりした味で食べやすかったのが印象的でした。
店内の雰囲気
最初の写真だけだと閑古鳥が鳴いている印象になってしまいそうなので17時30頃の様子を載せておきます。ディナータイムになってくると店内は活気付いてきます。
テーブル席の裏側にバーカウンター席もあります。
日本の元首相も来店
受付の近くの壁には、過去にウルフギャングを訪れた要人やVIPの写真が飾られています。
日本の元首相が写っている写真もあるので見てみてください。
真ん中が、小泉純一郎・元首相(2001 – 2006年)
左側が創業者のウルフギャング・ズウィナー氏、右側がご子息のピーター・ズウィナー氏。
左上の写真が、安倍晋三・元首相(第1次 2006 – 2007年、第2次 2012 – 2020年)
ウルフギャング・ズウィナー氏と握手している写真が飾られています。
まとめ
『ウルフギャング・ステーキハウス』は、ニューヨークの名門ステーキハウス「ピーター・ルーガー」で40年以上ウェイターを務めたウルフギャング・ズウィナー氏が自らの名を冠したステーキハウスとして創業した。
ウルフギャング・ズウィナー氏が同店を創業した時の年齢は65歳(2004年)でしたが、今ではニューヨークに5店舗、海外では日本を含めて13店舗を展開しており、ニューヨークを代表するステーキハウスの地位まで上り詰めました。
米国農務省が最上級品質である「プライムグレード」に格付けした希少な牛肉のみを使用しており、表面はカリっとして、中は柔らかく肉汁が溢れるステーキは、量が多いのに意外と食べれしまうので、日本の良いお肉とは違った良さがあります。
ステーキ以外にもロブスターやオイスターなどのシーフードメニューも揃っています。アメリカサイズの料理の数々は、日本人からすると少し多いと感じてしまうので、2〜3人で訪れてシェアをしながら食べると、より多くのメニューを楽しめると思います。
ニューヨークに来て必ず食べるものといえば「ステーキ」ではないでしょうか。小泉元首相や安倍元首相も訪れたことがある老舗ステーキハウス、発祥の地であるニューヨークでぜひ食べてみてください。
ウルフギャング・ステーキハウスは都市部のみですが日本でもいくつかお店があります。ニューヨークで食べた味をもう一度味わいたい場合や、伝統の味を日本で一足先に味わってみたい方は日本のウルフギャングに行ってみるのも良いと思います。