今回は大阪府にあるWホテル大阪をご紹介します。
W大阪はMarriottBonvoy加盟ホテルの1つであり、従来のラグジュアリーホテルの固定観念を良い意味で覆すライフスタイルホテルである「Wホテル」ブランドの日本初進出となった記念すべきホテルでもあります。
動画
下記リンクから見たい部分だけをダイジェストで視聴できます。
- 00:00 外観・アプローチ
- 02:03 ロビー・セレプション
- 04:39 エレベーターから客室へ
- 05:40 ルームツアー(リビング)
- 06:57 ルームツアー(ミニバー)
- 09:58 ルームツアー(ベッド)
- 11:52 ルームツアー(バスルーム)
- 15:37 ルームツアー(トイレ・クローゼット)
- 17:43 アフタヌーンティー(LIVING ROOM)
- 22:12 フィットネスジム・プール
- 25:24 ナイトアワー
- 28:18 朝食(oh.lala…)
- 30:59 チェックアウト(ハイライト)
宿泊情報
ホテル名 | W大阪 |
部屋タイプ | スペクタキュラー・1キング・シティビュー・コーナールーム |
ホテルランク | ラグジュアリー |
開業年 | 2021年 |
宿泊時期 | 2022年9月 |
アクセス
住所 | 〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場4丁目1−3 |
交通アクセス | 地下鉄御堂筋線「心斎橋駅」3番出口から徒歩3分 |
W大阪を写真で紹介
YouTubeのホテル紹介の一部を写真付きで紹介します。
外観・アプローチ
W大阪は大通りである御堂筋沿に位置します。
デザインを監修したのは有名建築家の安藤忠雄氏。
建物は27階建て。見た目は黒くてシンプル、ビルの上には「W」のロゴマークが目立つように掲げられています。
御堂筋側の正面エントランスはこちら。
W大阪の建物は巨大な鉱石の結晶体をイメージして作られたとのことで、外観も漆黒の外観になっている。
車寄せがあるメインエントランスは御堂筋側の裏にあります。
Wのロゴをクロームボールで模ったオブジェがあります。
車寄せのアプローチ
左の車はホテル専用の送迎車です。
玄関の扉はガラスですが内部が見えないようになっています。
一見すると如何わしい店のような佇まいですが、これには明確なコンセプトがあります。
江戸時代に幕府から贅沢を禁止されていた当時の大阪商人は「外では質素な佇まいをしながら、裏では豪華な暮らしをしていた」とされており、その時代背景がホテルのデザインに反映されている。
中に入ると暗めのロビー空間が広がります。
御堂筋側の入口からロビーまでの通路はネオンのトンネルのになっています。
御堂筋側の入口から見るとこんな感じ。
このイルミネーションのトンネルを見る為にW大阪に来る人も多いとか。
ネオンの色は季節ごとに変わるらしく、今回の訪問時は夏だったのでゲストに涼しさを感じてもらう為に青色になったとのことでした。ハロウィンやクリスマスなど催事の際も限定カラーになる場合があるそうです。
エントランスから3階にあるロビーへはエレベーターで上がります。昇降時はネオンが下から上に向かって点灯し躍動感を感じられます。
ロビー・レセプション(Wフロア)
エレベーターを降りると3階のロビー(通称:Wフロア)に到着。
時間帯によってはDJが音楽を流しており、クラブハウスのような雰囲気です。
エレベーター左にチェックイン手続きをするレセプションがあります。
球体状の未来的デザインのレセプションデスク。
背面はプリーツのカーテンとネオンに囲まれた刺激的な空間です。
ロビーには白い球体に赤い座布団が敷かれた個性的な椅子があります。
ロビーは多くの人が行き交うソーシャルハブ「LIVING ROOM」があります。カクテルやアフタヌーンティーなどが楽しめます。バーカウンターの上には提灯を模った照明が連なっており和の要素がモダンに溶け込んでいます。
真っ赤なお立ち台があります。今回はコラボ中だったPATOUのバッグが展示されていました。
奥にはDJブースがあり時間帯によってはDJが音楽を流して楽しませてくれます。
天井には提灯を象った照明が印象的です。
窓際にはカラフルなソファが色鮮に並んでいます。
こちらのレストランやバーなどの飲食スペースを対象とする国際的なデザイン賞「Restaurant&Bar Design Awards 2022」のアシア・ホテル部門を受賞するほどです。
外にはテラス席も設けられています。
気候が良い時期なら外で食事をするのも良さそうです。
エレベーターホール
客室フロアにはこちらのエレベーターで行きます。
客室フロアのエレベーターホール。
さきほどのロビーと違いエレガンスな雰囲気です。
今回は1908号室になります。
部屋番号の周りもネオンライトで囲まれています。
スペクタキュラー・コーナールームの客室
今回のお部屋は19階にあるスペクタキュラーのコーナールームです。
ホテルは27階建なので上層階と言えませんが、十分に迫力があるシティビューを堪能できます。
南東方面の角部屋からは大阪の大動脈である御堂筋を見渡すことができます。
南側は生駒山の方まで見渡すことができます。
ミニバー
テーブル兼バーカウンターになっています。天板の上にはアルコールやミネラルウォーター、ティーセット、エスプレッソマシンが用意されています。
壁には角度によって色が変わるラミネーション加工された食器棚があります。台の上にはワイングラスやマグカップなどが揃っています。
ウィング柄のコップは3階のブティックでも販売されていました。
デスクの引き出しの中にはスナックやコーヒーカプセル、各種ティーパックやサプリメント類が入っています。
玉虫色のティースプーン。普通のホテルではお目にかかれないレア物です。
エスプレッソマシンで使用するコーヒーカプセルは無料で利用することができます。味の種類は3種類から選べます。
下段に引き出しは冷蔵庫になっています。
ビール、アルコール、ソフトドリンク、炭酸水まで揃っています。
リビング
リビングスペースには革張りのソファがあります。
大人1人がベッドの代わりにできるくらいの広さがあります。
ここにもウィンク柄のクッションがあります。
裏返すとおやすみ顔になります。
角度によって色が変わるガラステーブル。
ウェットティッシュとウェルカムスイーツが用意されています。
たい焼きスイーツは3種類の味が楽しめます。
ベッド
続いてベッド周りです。
大阪のシティビューを眺めながら横たわることができます。
縦横203cmのキングサイズのベッドになります。
ベッドサイドのテーブルにはベッドライト、ペン、メモ帳、テレビのリモコンなどが置いてあります。
テーブルにはUSB端子やコンセントが付いているのでスマホの充電も可能です。シェードやカーテンの自動開閉ボタンが付いているので、就寝や起床時に枕元からコントロールできます。
今回はシェードとカーテンの開閉、ネオン演出を紹介します。
sheer | シェードの開閉 |
curtains | カーテンの開閉 |
bedside | スタンドライトの点灯 |
master | 消灯 |
escape | ネオン演出 |
<sheer>シェードを降ろすと部屋が若干暗くなります。日差しがキツイ時は丁度良いかもしれません。
<curtains>遮光カーテンなので全て閉めると日中でも日差しを遮ることができます。
<escape>部屋の照明が暗くなり、代わりに鏡に内蔵されたネオンが光ります。部屋の中が一気に艶めかしい雰囲気になります。
ちなみに夜にescapeモードにしてカーテンを開けると大阪の夜景と非常に良い感じの雰囲気になります。
一般的なホテルにはない演出なので、W大阪に宿泊した際はescapeモードの雰囲気を楽しむのもオススメです。
バスルーム
スペクタキュラールームのお風呂はビューバスになっています。
大阪の街並みを眺めながらバスタイムを楽しむことができます。
外から見えないか不安に思う方もいると思いますが、スタッフの方いわく夜に室内が明るいと外から見えてしまう場合があるとのことです。視線が気になる場合はブラインドを降ろして使用することをおすすめします。
バスタブにはストレートタイプのハンドシャワーも付いています。
すのこ板の上にはフェイスタオルと泡立てグローブが入っています。
洗面台・アメニティ
真っ白な洗面台。
鏡はライトで縁取られておりスタイリッシュなデザイン。
スタンド式の拡大鏡
シンクは1つですが深めでお洒落なデザイン。
石鹸・ボディローション、クレンジングクリーム、ティッシュ、グラスが並びます。
石鹸はWオリジナルと思われるイタリアのブランド「COMFORT ZONE」社のものが使用されています。
ボディオーション(エモリエントミルク)
フェイスウォッシュ(クレンジングクリーム)
引き出しの中には、歯ブラシ、くし、マウスウォッシュ、シェービングセット、バスソルトなどが入っています。
1つずつ紙カバーに包まれておりオリジナリティがあります。
ドライヤーはSALONIA。
シャワールーム
シャワールーム(洗い場)とバスタブは独立しています。
ハンドシャワーは高さ調整機能付き。こちらもストレートタイプです。
レインシャワーも完備です。
バスアメニティはイタリアブランドのMOMO。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープが揃っています。
壁に窪みがあり腰掛けるスペースがあります。
外資系ホテルのシャワーはスタンディングが基本ですが地味にありがたいですね。
バスルームは扉を閉めることでプライベート空間を確保することができます。
トイレ
トイレはウォシュレット機能付きのトイレです。
テーブルの上にある袋には予備のペーパーが入っています。
クローゼット
クローゼット内の壁には大阪の街並みをドット絵で描かれています。
左はラゲージラック、右の棚には室内用スリッパ。
ファブリック部分はふわふらで履き心地は最高です。
ハンガーの数も十分あります。
Wロゴが入ったオリジナルのバスローブ。
一般的に白系の色が多いのでブラックって珍しいですよね。
バスローブはフランスのガルニエ・ティエボー製のもの。
手触りがとても滑らかで吸水性もあるのにとても軽く至高のバスローブです。
宿泊時は一度着用することをオススメします。
フィットネスジム・プール
W大阪のフィットネスジム・プールは4階にあります。
W大阪のプールはネオンが光る艶っぽい雰囲気です。
プールサイドにはベッドなども設けられています。
利用時間は午前6時から午後10時まで。利用料は1人1回6,325円(2022年9月時点)
フィットネスジムは24時間営業でいつでも利用することができます。
フリーウェイトから有酸素マシンまで一通りのトレーニング施設が揃っています。
半個室のヨガスペースもあります。
撮影時は夜でしたが昼間は御堂筋のシティビューを眺めながらワークアウトを楽しめます。
タオルやイヤホンも準備されています。
ウォーターサーバーも完備されています。
朝食
W大阪の朝食は3階にある「Oh.lala…」で提供になります。
カーテンに囲まれた通路を通って店内に入ります。
店内の窓は朝日が差し込む東側に面しており、明るく開放的な雰囲気です。
窓際の席だと御堂筋を一望することができます。
今回はセットメニューでの提供でした。
ブッフェかセットかは日によって変わるようです。
セットメニュは「アメリカンブレックファスト」「日本の朝ごはん(和朝食」「デトックスブレックファスト」「コンチネンタルブレックファスト」から選ぶことができます。
プラチナエリート以上であれば朝食無料(2名まで)になります。
最初にジュースが提供されます。
オレンジジュース・グレープジュース・アップルジュース・トマトジュース・スムージ・ミルクなどから自由に選べます。
アメリカンブレックファスト(洋食)はプレートで提供。
ヨーグルトは普通のヨーグルトのほかにも、低脂肪・レモン・ストロベリー・ミューズリーから選べます。
シャーレに入った各種サラダと季節のフルーツ。
カップに入ったパンプキンスープ。
プレートにて卵料理、サイドディッシュはハム、ソーセージ、ベーコン、ベジタブルなど。
選べる卵料理はエッグベネディクト(アボガト+カンパーニュ)を選びました。
ほかにも、オムレツ・スクランブルエッグ・グリーンスクランブルエッグ・2種の卵のフライエッグ・ボイルエッグ・ポーチドエッグなどから選ぶことができます。
こちらは和食セットメニュー。
左はご飯と季節野菜の焼き合わせ、上は小鉢、右は季節のフルーツとお味噌汁。
真ん中は焼き魚、だし巻き卵、香り物。
パンはスタッフの方が持ってきてくれます。
こちらは洋食・和食の選択に限らず頂くことができます。
ジャムは各テーブルの端に置いてあります。右の香水のようなボトルはハンド消毒液です。
コーヒーまたは紅茶を頂くこともできます。
私は食後に頂くことにしました。
御堂筋の景色を眺めながらの朝食はとても優雅な気分にさせてくれます。
秋のイチョウ並木のシーズンやイルミネーションの時期にも来てみたいですね。
Oh.lala…の朝食はかなり満足度の高い内容という衣装です。
好みの問題もあるので一概には言えませんが個人的には和朝食がオススメです。
W大阪の朝食はプラチナ会員以上であれば2名まで無料で頂くこともできるのでエリート会員の方にもオススメです。
W大阪 まとめ
一般的にラグジュアリーホテルの年齢層は高めなことが多いですが、W大阪は他の同クラスのホテルに比べて若い方が多いという印象を受けました。ラグジュアリーホテルに興味はあるけれど、クラシカルなホテルは堅苦しくて苦手という方には過ごしやすいホテルだと思います。
奇抜なイメージが先行しますが、お部屋は意外とシンプルなので「ESCAPEモード」を使用しなければ一般的なホテルと同じように利用できるので「若者向けでは?」と不安に思われる方でも安心して楽しめると思います。