今回は京都市の東山にあるウェスティン都ホテル京都をご紹介します。
ウェスティン都ホテル京都は1890年創業の老舗ホテルで、2002年にはウェスティンブランドを冠するようになり、現在はMarriottBonvoy加盟ホテルの1つです。京都の迎賓館として、これまで多くの要人やVIPを迎えてきた歴史と実績がある伝統的なプレミアムホテルです。
動画レポート
下記リンクから見たい部分だけダイジェストで視聴できるようになっています。
宿泊情報
ホテル名 | ウェスティン都ホテル京都 |
部屋タイプ | デラックスルーム(ツイン・平安京ビュー) |
ホテルランク | プレミアム |
開業年 | 1890年(2021年に改装リニューアル) |
宿泊時期 | 2022年10月 |
アクセス
住所 | 〒605-0052 京都府東山区粟田口華頂町1 |
交通アクセス | 京都市営地下鉄(東西線)の蹴上駅から徒歩2分 JR京都駅の八条口からホテルバス(無料)で約25分 |
無料ホテルバスの利用
JR京都駅からは宿泊者向けにウェスティン都ホテル京都への無料リムジンバスが運行しています。またJR京都駅構内にあるサテライトコンシェルジュで荷物を預けておけばホテルまで無料で届けてくれます。京都駅到着後に観光へ行く場合は、こちらで荷物を先に預けておきましょう。
ホテルバスは「THE WESTIN HOTEL」のロゴが目印です。予約制ではないので出発時間の10分前くらいに八条口付近のバス乗り場から先着順で乗ります。
ウェスティン都ホテル京都を写真で紹介
YouTubeのホテル紹介の一部を写真付きで紹介します。
外観・アプローチ
ウェスティン都ホテル京都は東山の高台に佇む創業1890年の歴史あるホテルです。総工費約200億円を費やして改装を行い2021年にリニューアルオープンしました。
2002年にウェスティンブランドに加わり現在はMarriottBonvoy加盟ホテルの1つ。
少々年季を感じる部分もありますが気品さを兼ね備えた立派なエントランス前のアプローチ。
こちらはロビー前。無料のホテルバスもここから発着します。
1回ロビーは天井が高く開放的な空間。
入口から見て左奥はチェックイン手続きをするレセプション。ジュニアスイートへのアップグレードも可能と提案されましたが、眺望がないお部屋ということだったので、今回はデラックスの平安京ビューのお部屋にしてもらいました。
こちらは1階ロビーのエレベーターホール。改装の対象にはならなかったのか、ルームーキーをかざして乗るタイプではなかったです。
こちらは7階のエレベーターホール。
客室前の扉です。今回は7031号室。
ルームキーをかざして入室します。
デラックス・平安京ビュー
7階のデラックス平安京ビューのお部屋です。窓のサッシは少し古めですがベッドやテレビ周りなどは改装済みであることを感じられます。
こちらがバルコニーからの眺望。右手には東山連峰、左手には二条方面の景色が広がります。
遠目ですが拡大すると平安神宮の大鳥居や京セラ美術館等が見えます。ホテルから徒歩15分程度の距離なので時間があれば散策してみるのも良いかと思います。
窓際には背もたれ付きの椅子とテーブル、紫のクッションソファもあります。
シャープ製の空気清浄機も完備されています。
ラウンドフォルムに包まれたテレビ。
スタンドにはコンセントとUSB2.0端子、外国人用のマルチ電源端子もあります。
ベッド
ベッドはウェスティン独自の「ヘブンリーベッド」SIMMONS社製の特注品マットが使われている。
枕も二重重ねで柔らかめの寝心地です。
ベッドのサイドテーブルにも備品が備えてある。
ベッドライトはダイヤル式スイッチ。部屋の照明ボタン。コンセントやUSB端子も完備。
目覚まし付きのデジタルアラーム。こちらにもUSB端子が付いている。
WESTINのロゴが入ったペンとメモ帳。
こちらはベッド横に用意されていたラベンダーバーム。就寝前にこめかみ部分や手首に塗布するとリラックス効果をもたらしてくれる。
引き出し内のポストセットの中にはホテル周辺地図も入っている。
ミニバー
テレビ横の棚はミニバーになっています。
扉を開けると冷蔵庫やミネラルウォーター、コーヒーマシン等が入っています。
下の引き出しにはグラスやコップ類などが入っている。
廊下と部屋の間には丸形の大鏡とテーブルを備えた化粧台が備わっている。
部屋の扉横は衣類を掛けるクローゼットになっています。
棚の上は金庫になっています。
棚の引き出しには浴衣が収納されています。6階のSPA「華頂」へ行く時はスリッパと浴衣を着て、専用エレベーターで行くことができます。
下には就寝用のナイトウェアも入っています。下はズボンになっています。
客室用のスリッパです。こちらを履いてSPA「華頂」へ行くこともできます。
トイレ・バスルーム
反対側の扉を開けるとトイレ・バスルームになっています。
トイレに専用扉はなく、パウダールームのドアを開けるとトイレ内を遮る壁がないので、お手洗いの際は同伴者の方にドアを開けないよう事前に声かけをしておく必要があります。トイレと洗面台が同じ空間なので苦手な方は事前情報として知っておいた方が良いと思います。
こちらは洗面台。
天井まで伸びる縦長の鏡が備わっています。
洗面台は左半分がフリースペース、右半分が洗面ボウル。
こちらはマウスウォッシュと石鹸。
洗面台の下にはバスタオルやハンドタオル、ドライヤー、体重計があります。
ドライヤーはPanasonic製。
引き出しの中には各種アメニティが入っています。
バスルームは洗い場一体型となっています。
都ホテルらしく日本人向けのバスチェアが用意されています。
壁には水栓ボタンやバスアメニティ類が備わっています。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープ。すべてボトル式です。
ハンドシャワーやレインシャワーなどのボタンが付いています。
レインシャワー付きです。
お湯はりは自動で出来るようです。
浴槽は大人1人が足を伸ばせるくらいの深さと広さがあります。ウェスティン都ホテル京都には宿泊者であれば無料で利用できるSPA温泉「華頂」を利用できるので、大浴場でも良いという方はそちらの利用もオススメします。
お部屋の総評としては、改装で新しくなっている部分はあるものの年季を感じてしまう部分は正直あります。客室のクオリティを求めるのであればジュニアスイート等の予約やアップグレードが可能なのであれば、そちらにした方が良いかと思います。宿泊する分には特段問題はありません。
クラブラウンジ「ウェスティンクラブ」
ホテル3階にはクラブレベル宿泊者やプラチナエリート以上の方が利用できるクラブラウンジ「ウェスティンクラブ」を利用することができます。
営業時間は次のようになっていました。
プレゼンテーション | 営業時間 |
---|---|
朝食(日・祝のみ) | 7:00〜11:00 |
ティータイム | 11:00〜17:00 |
イブニングカクテル | 17:00〜19:00 |
バータイム | 19:00〜21:00 |
ナイトティータイム | 21:00〜22:00 |
ラウンジにはルームキーをかざして入室します。
ラウンジ内は東山や京都市内の町並みを見渡せる開放的な空間です。
テーブル席やソファ席があります。
棚の上には新聞や雑誌が置かれています。
窓際の席は外の景色を楽しみながら過ごすことができます。
奥のカウンター席にはスタンドライトもあり1人でゆっくりしたい方にオススメです。
テレビの裏には簡易的なビジネスブースもあります。セキュリティを求められる仕事場所には向きませんが、簡易的な作業や印刷等であれば問題ないかと思います。
ティータイムではソフトドリンクなどが提供されます。
コーヒー、紅茶、緑茶なども用意されています。
ミックスナッツなどの軽食も提供されます。
フルーツやカステラなど。
ラグジュアリーホテルの客室ミニバーによく置いてある「トーレス」のポテトチップス。
クラブラウンジ「カクテルタイム」
17時のイブニングタイムではフードプレゼンテーションとアルコールが提供されます。
アルコール類はスタッフの方が注いでくれる形式でした。
こちらはセルフで自由に注ぐ形式でした。
フードプレゼンテーションは軽食がメインなので、夕食は別で取った方が良いと思います。
天然温泉 SPA「華頂」
ウェスティン都ホテル京都をオススメする最大の特徴が6階にある天然温泉SPA「華頂」です。
宿泊者は無料で利用可能となっており、ホテルの大浴場としてはかなり大型の施設です。内湯や半露天風呂などもあり、客室のバスタブよりゆっくり温泉に浸かりたい方は利用をオススメします。
靴やスリッパは入口で脱いで左側のロッカーに入れておきます(無料で施錠可能)
フロント前には簡易的な待合スペースもあります。同伴者の湯上がりをここで待つこともできます。
受付で客室番号と名前を伝えたら階段を降りて浴場へ向かいます。
浴場前にも休憩所が用意されています。
ミネラルウォーターは自由に取れるようになっています。
浴室内は撮影不可なのでウェスティン公式YouTubeチャンネルの動画を掲載しておきます。
フィットネススタジオ
3階には6時半から21時まで営業のジムがあります(プールは13時から20時まで)
13時から20時はスタッフが常駐しているのでここで受付、それ以外の時間はセルフになっています。
タオルやウォーターサーバー等も完備されています。
朝食(洛空)
朝食は2階のオールデイダイニング「洛空」にて。
天井が高く北向きですが朝日の採光を取り込み開放的な空間。
ライブキッチンでは好みの具を入れた「おにぎり」を作ってもらえます。
卵料理もライブキッチンにて作ってもらえます。
ライブキッチンで作ってもらった「おにぎり」です。小さめなので2個くらい頼んでも良いかもです。
ビュッフェとセットメニューが選べるようになっていました。料理を取りに行くのが面倒な方は整えられたセットメニューを選ぶのも良いと思います。
過去に訪れたVIPや要人
2階ティーラウンジ「MAYFAIR」の前には過去にウェスティン都ホテル京都を訪れたVIPや要人の方の写真が展示されており歴史の重みを感じさせます。
1954年 吉田茂 内閣総理大臣
1969年 川端康成 小説家
1986年 ダイアナ妃とチャールズ皇太子
1975年 エリザベス女王とフィリップ殿下
屋上庭園
7階には市内を一望できる屋上庭園がある。
高台から京都市内や平安神宮などを見渡すことができる。
庭園 野鳥の森
7階からはホテルの裏山・華頂山に行くことができます。
「野鳥の森」では森林浴をしながら散策をすることができます。
真ん中の「卸百稲荷」までは約190m、展望台「都だいら」までは約330mです。
前半の階段の勾配はそこまで高くないので無理なく歩けると思います。
散策コースの中間地点で稲荷神社がある場所にたどり着きます。
稲荷神社は「商売繁盛」「無病息災」などのご利益があるそうです。
稲荷神社の横には「都だいら」へ向かう第2コースの道があります。
後半戦はかなり勾配がキツくなるので、体力に不安がある方は無理をしない方が良いと思います。
頂上に着くと「あれ?展望は?」と一瞬思いますが、振り返ると・・。
東山連峰(滋賀方面)を一望できます。が、木々が生い茂っていて背伸びをしないと少し見づらいかな・・という印象です。
「都だいら」から見える物はこんなかんじ。時間があれば運動がてら登ってみましょう。
ウェスティン都ホテル京都 まとめ
ウェスティン都ホテル京都は1890年創業の歴史があるホテルです。ホテル自体は古い故に所々年季を感じさせる部分もありますが、大型の温泉施設などもある旅館のような雰囲気を併せ持つ日本人と相性の良いホテルという印象でした。
改装に伴い「The Queen of Elegance(気品ある女王)」というコンセプトでラグジュアリー感を追求していますが、ホテル自体は堅苦しい雰囲気もなく、小さいお子様を連れた家族旅行などにも最適なホテルだと思います。
JR京都駅の構内にあるサテライトコンシェルジュで荷物を預けておけば、身軽な状態で観光に出掛けることが出来るので、遠方から京都観光に来た方の宿泊先としてもオススメです。
YouTubeでもホテル紹介動画を公開しているので、より詳細を見たい方は動画版もご視聴いただけますと幸いです。